ここから本文です。
更新日:2024年7月28日
令和5年度から、公立中学校の休日の部活動の「地域移行・地域連携」が始まりました。
今後、休日の部活動は学校単位ではなく、地域クラブ活動として地域で実施されます。
部員数が少なくなり、大会に出られない。
少子化による生徒数・部活数の減少
やりたい部活が学校にない。
他にも・・・
教員の時間外勤務の増加
顧問が未経験の分野などを担当
これまでと同じやり方で部活動を維持していくのは難しいため、地域で協力して、より充実したスポーツ・文化芸術活動ができる環境をつくる必要があります。
Point! |
県内市町村でも、部活動改革の取り組みが進んでいます。今年度は36市町村563の部活動が、地域クラブ活動を行う予定です。
昨年度、十王中学校は休日の部活動を「NPO法人UPOPO十王スポーツ文化クラブ」と連携し、実証事業を開始。今年度以降は、他の総合型地域スポーツクラブや少年団などとも連携する予定です。
市教育委員会が主導して立ち上げた任意団体「土浦市地域クラブ活動推進協会」が”BlueOcean〞を運営。市内全中学校での一体的な移行を目指し、野球・サッカー・バスケ・バレーの4競技で先行して活動中です。
Point! 地域スポーツクラブも、全国中学校体育大会に参加できます。 |
県では、指導者と市町村・地域クラブをマッチングする人材バンクを設置しました。ぜひご登録ください。
学校部活動 | 地域クラブ活動 |
---|---|
学校が主体となって行われる活動 | 地域が主体となって行われる活動 |
学校内で実施 |
市民体育館、公民館、学校体育設など、 多様な場所で実施 |
複数校でまとまって一つの部活動を行う合同部活動の導入や、部活指導員など地域人材の活用(地域連携)を推奨 | 多世代・多種目での活動 |
社会全体で新たな文化・スポーツ環境を
部活動には大きな教育的意義があり、これまで日本の文化・スポーツ活動の基盤を担ってきました。しかし、人口減少などが進む中、部活動はすでに限界を迎えています。学校依存ではなく、全ての年代の人が文化・スポーツを楽しめるような仕組みを社会全体で再構築していきましょう。
社会の変化とともに、「部活動」も変わらなければならない
AI技術の発展など、変化が激しい時代の中で、部活動のあり方は50年間ほとんど変わっていません。入学時に一つの種目を選び、3年間ほぼ毎日活動を続けることは、良い面もありますが、自分の意志で多様な活動に参加し、「好き」や得意なことを見つけていく経験があっても良いのではないでしょうか。部活動改革は、子どもたちにとって望ましい環境を創り出す絶好の機会だと思っています。
県保健体育課
☎029(301)5361
このページに関するお問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください